ぽっちゃりで彼氏の前では小食のふり…「嬉しそうに食べてる姿を見るのも好きだよ」と言われた私が、肩の力が抜けるまで

デート・おしゃれ

こんにちは、このサイトの案内役のもちこです。(もちこってだれ?)

「本当はたくさん食べたい。でも彼氏の前だと、つい小食のふりをしちゃう……」

検索すると、出てくるのは「よく食べる女性はモテる」「美味しそうに食べる女性が好きな男性心理」「でもガツガツ食べるのはNG、マナーには気をつけて」。
うん、美味しそうに食べる人が好きな男性が多いのも、食べ方のマナーが大事なのも、その通りだと思う。

でもね、どの記事にもあまり書いてないことがあるの。
ふりをしているあいだ、デートがぜんぜん楽しめない、っていうこと。
それから、「好きな人も多いよ」って分かっていても、なかなかふりをやめられない、っていうこと。

今日紹介するのは、チェルシムさんの体験談です。
初めての彼氏の前でずっと小食のふりをしていたチェルシムさんが、行きつけの居酒屋で「いつものメニュー」を頼んだ日のお話です。

体験談:彼氏の前で、小食のふりをやめた日(チェルシムさん)

※チェルシムさんの体験談(当時の話)です。

~プロフィール~

HN:チェルシム
年齢:25歳
身長:158cm
体重:75kg
BMI:30.04
居住地:北海道
旦那さん:7歳年上
体型:がっしりとしたプロレスラー体型

初めての彼氏と、同期のR

ぽっちゃりな女の子といえば、「美味しそうに食べる」が魅力の一つだと思いますが、これは本当に当たっていると思います。
以前働いていたデバッグ会社は男性が多い会社でしたが、少数ながらも女性もいました。
いずれも痩せ型の女性で、小食で小柄でした。
そんな中、私と同期の女の子が加わりました。
私はご存じのとおりぽっちゃり体型ですが、同期の女の子も私ぐらいぽっちゃりしていました。
仮に「R」とします。

Rは私より3つ年上のお姉さんですが、ゆるふわガールな格好と、丸くて大きな目が印象深い事から、いつも未成年と間違われていましたし、私と一緒に歩いていると何故かカップルと間違われていました。
Rは私に対して本当にお姉さんのように接してくれて、いつも仕事や恋愛の相談をしていました。

ある日、同僚の男性と付き合う事になり、初めての彼氏だった為何をしていいか、どうしたらいいかわからず、困っていました。
なので、メールや電話、会社では休憩時間などに、彼氏の事をRに相談していました。
私は、彼氏ができるまで女の子らしい事はいっさいした事がありませんでした。
服装は買えば何とかなるし、部屋もお金で解決できます。
しかし、振る舞いはそう簡単にうまくいきません。
なので、焦っていました。

「食べたい」をがまんするデート

当時の一番の悩みは「豪快に食べる事」。
私は学生時代から早食いの癖があり、量も沢山食べていた為、お世辞にも「女性らしい」とは言えませんでした。
飲み会ではいつも通り豪快に食べていましたが、彼氏の前では小食という事にしていました。
(今思うとなんでばれなかったんでしょうか…同じ飲み会に何回も出席していたのに。)
ですが、デートの度に「食べたい」欲求を抑え、お酒も控えめにしていると、どうしても心から楽しむ事ができません。
なので思い切ってRに相談しました。

Rは、私が同僚と付き合っている事も、悩みの内容も知っていたようで、すぐに相談に乗ってくれました。
そして、彼女は私に「女の子は笑顔が一番。幸せそうに沢山ご飯を食べて何が悪いの?もしそれであいつが引くようだったら、所詮その程度だったって事よ。でも…消化に良くないから早食いはやめておいた方がいいかも。」とアドバイスをくれました。
このアドバイスは私の心にとても響きました。
まだ彼氏の前で大食いを披露していないのに、なんだか浮かれてしまうほど、「あ、私のままでいいんだ!」と思いました。

行きつけの居酒屋で、いつものメニューを

その相談から数日が経ち、夜にデートをした時、思い切って私の行きつけの居酒屋に彼を連れていきました。
その店は、安いのにボリューム満点で、大学生やサラリーマンに人気の店でした。
私は半ば強引にその店に彼を連れていきました。
そしていつものメニューと飲み放題を注文しました。
彼は、私が飲兵衛だという事は知っていたので、飲み放題は何も言われませんでしたが、デートの時にいつも飲んでいたカクテルやチューハイではなく、私の好きなビールやウイスキーやワインを飲みました。
そして、友達と来た際に注文しているメニューを頼みました。
から揚げにジャンボチキンカツは勿論、タコわさび、イカの塩辛、コロッケ、もつ煮込、あぶりサーモンの刺身に寿司、天ぷら、ラーメンサラダ…。
これら全て男性向けの量で出てくるので、かなりボリュームがありますが、どれも一品300円という安さ。
注文している最中、彼は「大丈夫?こんなに頼んで。俺そんなに食べないし、君だって残しちゃうよ?」と言われましたが、「大丈夫大丈夫!今日はおなか減ってるの!」とごまかしました。

「本当はいっぱい食べれたんだね。」

そして、料理が運ばれてきました。
急いで皿を空けないとテーブルにのりきらないほどでしたが、私はいつものように早食いでご飯をかっこみながらお酒を飲みました。
彼は大層驚いておりました。
が、思っていたより驚いた様子はなく、むしろ「本当はいっぱい食べれたんだね。なんでもっと早く言ってくれなかったの?」とさえ言われました。
本当は答えたくありませんでしたが、酔いもすこしまわっていたので「少しぐらい女の子らしくしたかった」と伝えました。
すると彼は「いっぱい食べるからって女の子らしくないわけじゃないと思うし、俺はそうやって嬉しそうに食べてる姿を見るのも好きだよ。」と言ってくれました。
私は、なんだか肩の力が抜けたように感じました。

…彼とはこの後、休みが合わずすれ違いで別れましたが、彼のおかげで「恋人の前だからって無理しなくてもいい」事がわかったし、Rのおかげで考え方も少し変える事ができた気がします。
初めての彼氏だったので、今思えば悩むのも仕方なかったかなあ…と思いましたが、旦那さんと出会った時も同じ事をしていたので、結局はそういう性分なのでしょうね。
ちなみに旦那さんの前で猫を被っていたのは出会った日のみで、次からはもう既にすっぴんで会っていたしガンガン食べていました。

もちこ
もちこ

テーブルにのりきらないほどのお料理と、ビールにウイスキーにワイン。読んでるだけで、チェルシムさんが楽しそうなのが伝わってきたよ。
「少しぐらい女の子らしくしたかった」って、酔ってなかったら言えなかったかもしれないね。

監修解説:小食のふりが、デートを楽しめなくしていた理由

もちこ
もちこ

ダイキ先生、小食のふりって、ばれないならそのままでもよかった気もするんだけど……どうしてそんなにしんどかったのかな。

ダイキ先生
ダイキ先生

ふりをしているあいだ、チェルシムさんの気持ちがどこに向いていたかを見てみましょう。それから、ふりをやめるきっかけが、彼より先に「Rさん」から来ていたことにも注目したいんです。

ふりをしているあいだ、気持ちは「自分の見張り」に使われる

チェルシムさんは、当時のデートをこう書いています。

「デートの度に「食べたい」欲求を抑え、お酒も控えめにしていると、どうしても心から楽しむ事ができません。」

ふりをしているとき、人の気持ちの一部は、いつも自分を見張ることに使われます。
食べすぎていないか、ばれていないか、女の子らしく見えているか。
そこに気持ちを取られるので、目の前の人との会話や、お料理の味に、気持ちが向きにくくなることが多いです。

もうひとつ、ふりには見えにくい面があります。
相手が会っているのは「ふりをしているチェルシムさん」なので、本当のチェルシムさんを知るきっかけも、なかなか来ないんです。

「女の子らしい」の中身を決めていたのは、だれだったか

チェルシムさんは「豪快に食べる」ことを、「お世辞にも『女性らしい』とは言えません」と考えていました。
「女の子は少なめに、上品に食べるもの」というイメージは、よく言われるものです。チェルシムさんも、そのイメージに合わせようとしていたのだと思います。

でも、彼が言ったのは「いっぱい食べるからって女の子らしくないわけじゃないと思う」でした。
チェルシムさんが守ろうとしていた決まりは、彼の決まりではなかったんですね。

ただし、これは「男性はみんな、たくさん食べる女性が好き」という意味ではありません。
体験談の最初にある「ぽっちゃりな女の子といえば『美味しそうに食べる』が魅力の一つ」も、チェルシムさんが感じてきたこととして受け取るのがいいと思います。好みは人それぞれですし、引かれるかどうかを先に知る方法はありません。
だからこそ、次のRさんの言葉が大事になります。

背中を押したのは、彼より先に「Rさん」だった

おもしろいのは、チェルシムさんが「私のままでいいんだ!」と思えたのが、彼の前で食べる前だったことです。

「まだ彼氏の前で大食いを披露していないのに、なんだか浮かれてしまうほど」

ずっと一人で抱えていた「こんな私はだめかも」は、信頼できる人に「何が悪いの?」と言ってもらうだけで、ぐっと軽くなることがあります。
しかもRさんは、「もしそれであいつが引くようだったら、所詮その程度だったって事よ」とも言っています。
これで、もし彼が引いても、それはチェルシムさんの失敗ではない、という逃げ道ができました。結果が分からないことに一歩ふみ出すとき、この逃げ道があるかどうかは大きいんです。

「女の子らしくしたかった」と、理由まで言えたこと

彼の「なんでもっと早く言ってくれなかったの?」に、チェルシムさんは「少しぐらい女の子らしくしたかった」と答えました。
本人は「本当は答えたくありませんでした」と書いています。

ふりをやめるときは、「本当はたくさん食べるの」と見せることより、「どうしてふりをしていたのか」を言うほうが、勇気がいることが多いです。
でもその理由を聞いたから、彼は「女の子らしくないわけじゃないと思う」と、チェルシムさんが気にしていたところに、ちょうど答えることができました。

その恋が終わっても、残ったもの

チェルシムさんと彼は、このあと休みが合わずに別れています。
それでもチェルシムさんは、「恋人の前だからって無理しなくてもいい」事がわかった、と書いています。

そして、旦那さんと出会った日にも、やっぱり猫を被っていたそうです。
大事なのは、ふりを一度もしないことではなく、ふりを長く続けずに、脱いでもいいと思えるかどうか。チェルシムさんの場合、旦那さんの前では「出会った日のみ」でした。
(旦那さんと出会ったお祭りの日のお話は、こちらの体験談で読めます)

「ふり」をやめたいときは

同じように、好きな人の前で小食のふりをしていて、しんどいと感じているなら、こんなことから始めてみてください。

  • まず、信頼できる友達に話してみる。チェルシムさんのRさんのように、「何が悪いの?」と言ってもらえるだけで、気持ちが変わることがあります
  • 自分がいちばんくつろげるお店を選ぶ。チェルシムさんの「行きつけの居酒屋」のように、ふだんの自分に戻りやすい場所だと、ふりを脱ぎやすくなります
  • 見せるだけでなく、理由もひと言そえてみる。「少し女の子らしくしたかったんだ」と言えると、相手もあなたが気にしているところに答えやすくなります
  • 相手の反応は、相手のもの。もし引かれたとしても、それはあなたが悪かったからではありません

食べたいものを、食べたいだけ、好きな人の前で食べられる。
それは、デートを「心から楽しむ」ための、大事な土台なのかもしれません。

監修:ダイキ先生(上級心理カウンセラー)/プロフィール

もちこからの一言

がまんしてるデートより、「美味しいね」って笑えるデートのほうが、きっと二人とも楽しいよね。
今日のごはん、好きな人の前で、いつものメニューを頼んでみるのはどうかな。

チェルシムさん、居酒屋の「いつものメニュー」のお話を聞かせてくれて、ありがとうございました。

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