出会い系の写真でぽっちゃりを隠した…「別に太ってないよ。俺好みの体型」と言われた私が、その人と結婚するまで

出会い・アプリ

こんにちは、このサイトの案内役のもちこです。(もちこってだれ?)

「出会い系やマッチングアプリの写真、ぽっちゃりなのを隠したら、やっぱりダメ?」

検索すると、出てくるのは「写真は盛りすぎないで」「加工しすぎると会ったときにガッカリされる」「全身が分かる写真を載せよう」というアドバイス。
うん、それは正しいと思う。会ってから「写真と違う」ってなるのは、相手にとってもつらいことだもんね。

でもね、どの記事にもあまり書かれていないことがあるの。
それは、隠したくなる人が、どうして隠したくなるのか。そして、もう隠してしまった人が、そのあとどうしたらいいのか。

「正直に載せましょう」って言われても、それができるくらいなら、最初から悩んでないよね。

今日紹介するのは、チェルシムさんの体験談です。
写真で二重あごを隠して出会い系に登録していたチェルシムさんが、初めて会った日に、そのことを打ち明けたお話です。


体験談:写真で隠していた私が、旦那さんと出会った日(チェルシムさん)

※チェルシムさんの体験談(当時の話)です。

写真では、二重あごを隠していました

~プロフィール~

HN:チェルシム
年齢:25歳
身長:158cm
体重:75kg
BMI:30.04
居住地:北海道

…普通に「肥満」ですね。
まあ、現在産後2ヶ月というのもありますが、それにしたってかなりのぽっちゃりです。
見た目は…元来の筋肉質な体質と肩幅から、まるでプロレスラーのようです笑。

旦那さんと出会ったのは、2015年の6月。
某出会い系サイトにて知り合いました。
私が旦那さんのプロフィール写真を見つけ一目ぼれし、コンタクトをとったんです。
すると、すぐに返事が。
私は嬉しくなって、すぐにLINEのIDを交換しました。

ちなみにその時使用していた私のプロフィール画像は、今思うと完全に詐欺でした。
二重顎は上から撮る事で隠していたし、首までしか写さなかったし。
その頃は体重が…多分68kgぐらいあったと思います。
お腹は出てたしお尻も大きく、近所の人に「あら、おめでた?」と聞かれる程度でした。

そこから数日が経った頃、旦那さんから「札幌でお祭りがあるから一緒に行かないか」と誘われました。
「車で迎えに行くから、一緒に行こう」と。

私は正直、怖かったです。

ネットで知り合った人と直接会う事は何回かしていましたが、
全て公共交通機関を使用していたし、
会う場所も人が多く交番が近いところを選んでいたので、
「車で」というのがとても怖かったのを覚えています。

ですが、怖いという感情よりも、なぜか「どうしても会いたい」衝動にかられました。
なので私は、当時同居していた両親にそれとなく「○○日に出かけてもいいか」と聞いてみました。
初めはただ「出かけたい、祭に行きたい」という旨のみを伝えていたのですが、
話しているうちにやはり隠し通せない状況となったので、
「ネットで知り合った人と会って一緒に行きたいんだ」と、正直に話しました。

何故成人した私が未成年のように両親の許可が必要だったかといいますと、
当時私は軽いうつ病で精神安定剤を飲んでいたからです。

「そんな状態で知らない人と会うなんて認められない」
「ましてや事件が多発している現状で、一人娘を夜に出すわけにはいかない」

当然、両親は大反対でした。
そして、私も反対される事は重々承知でした。
でも、それでもなぜか、絶対に会いたかったんです。
結婚した今思うと、運命だったからなのかもしれません。

何度話しても埒が明かず、だんだん喧嘩のようになってきてしまったので、私は
「実家に迎えに来てもらうように頼むから、実際に見てから行くのを判断してくれないか」
と両親に提案し、なんとかその方向で話を進めるようにしました。

もちろん旦那さんにも事情を説明し、「住所を教えるから実家まで迎えに来てくれ」と頼みました。
「きっと断られるに違いない。か、断らずとも連絡は途絶えるだろう。」と思いながら。
すると、意外にも旦那さんは二つ返事でOKしてくれました。

「別に太ってないよ。俺好みの体型で俺は嬉しい。」

そしてお祭り当日。

私は「どうせ来ないだろう」と思っていました。
だって、まだ付き合ってもいない上に友達ですらない相手の実家に単身乗り込んでいくんですから。
しかも両親と会わなければならない状況なんて、私だったら絶対に行きません。

ですが、旦那さんは来てくれました。
深緑色のミニクーパーに乗って。

お互い写真を交換していたので顔はわかっていましたが、
玄関のドアを開けて初めて彼を見た時に、「あ、やっぱりこの人だ」と思いました。

私のすぐ後に出てきた両親も私と一緒に玄関で出迎え、軽い挨拶と自己紹介。
そしてすぐに車で会場へと向かいました。

会場へ向かっている時に、私は旦那さんに謝りました。
実家まで迎えにきてと我儘を言った事、まだ何も知らないのに両親と会わせた事、
そして、写真は詐欺だったと…。

旦那さんは、
「我儘と両親に会わせた事は、正直びっくりしたけどそんなに気にしてない」
と言ってくれました。
これだけでも感激なのに、彼は続けて
「別に太ってないよ。俺好みの体型で俺は嬉しい。」
と言ってくれたんです。

この時私は初めて「太っていても良い事ってあるんだな」と思ったのを覚えてます。

実は私の母はかなり太っていて、幼少期や学生時代によく母の事でからかわれていました。
当時は見ず知らずの人に言われるのはもちろんの事、同級生の冗談レベルでも許せませんでした。
(…今でも言われると許せませんが。)
なので、「太っている」という事に対して強いコンプレックスを持っていました。
「私は絶対に太らない。ご飯も食べない」
そんな風に思っていた時期もありましたし、なんとなく自分に自信がもてませんでした。
更に小学5年生の頃から私の体にも肉が付いてきてしまい、
何か嫌な事や悪い事が起きると「自分が太っているから悪いんだ」と、
友達とうまくいかなかったり、振られたりした時も、
「太っているから、自己管理ができないようなできそこないだからだ」
と思うようになっていたのです。

なので、旦那さんに「俺好みだ」と言われたのは本当に嬉しかったです。
太っているのに好きな人の好みだった事を知った時の衝撃は今でも忘れられません。

小食なふりをした、お祭りの夜

会場近くに到着したので、近くのコインパーキングに車を止め、私達は車を降りました。
会場の方に向かおうとすると、旦那さんが手を差し出してくれました。
私はドキドキしながら手を繋ぎ、そのまま会場に向かいました。
会場に向かう途中、旦那さんはニコニコと私の方を何度も見てきました。
後でその事を聞くと、「とにかく嬉しかった」んだそうです。

会場に着くと、そこはもう人、人、人で、手を繋いでいないと容易くはぐれてしまうほどでした。
私達ははぐれないよう、手をきつく握りました。
そして、人ごみの流れに逆らわないようにして、祭をめぐりました。

めぐっていると、それはそれは美味しそうな匂いがあたりに充満していました。
晩御飯は食べていなかったので当然お腹は減っています。
今にも鳴りそうなほどに。
旦那さんはそれを察知したのか、「何か買う?どれがいい?」と聞いてくれました。
しかし私は断りました。
何故なら…そこで食べてしまっては歯止めが利かなくなるから。

私は人込みは苦手ですがお祭りが大好きで、行けば屋台のものを気になった分だけ買って食べてました。
お祭りの屋台だから値段もお祭り価格で高いので、いつも1万ぐらいは使っていたと思います。
それだけ食べてましたし、成人してからはお酒も一緒に飲んでました。
なので、そんな正体がばれるのは嫌だったんです。
まだ会ったばかりの好きな人に、そんな卑しい姿を見られたくないし、そんな意地汚い人間だと思われたくない。
出来れば小食な感じを演出したくて、私は我慢してました。

…が、我慢もできず。
結局フランクフルトを買ってもらいました。

人ごみから少し離れた階段のところで、私達は座ってフランクフルトを食べました。
空腹だったのに、味がしませんでした。
今思うと、きっと緊張してたんでしょうね。
ですが、当時はそんな事わからなかったので、とりあえず「美味しいですねっ!」なんて言ってむしゃむしゃ食べました。

「順番逆になっちゃったけど」

祭りもまわり終わって、時間も良い時間だったので、私達は帰る事に。
駐車場まで戻り、車に乗りました。

帰りの道中、「お祭り楽しかったね」から、また他愛もない会話をしました。
私はこの時点で「もうきっと会う事はないんだろうな」と思ってました。
漠然とですが、そんな気がしたんです。
…実際は全くそんな事はなかったのですが。

すると、もう実家まで目と鼻の先というところで、旦那さんは急に車を止め、「この辺に大きい駐車場とかってある?」と聞いてきました。
私はてっきりもう帰されてさようならだと思ってたので、変にあたふたしてしまい、近所にある大型ショッピングセンターを教えました。
旦那さんはナビを見ながら場所を確認し、そこに向かいました。

大型ショッピングセンターに着くと、大きい駐車場の端っこに車を止め、旦那さんは突然こちらを向きました。
そして、私を引きよせガバッっと抱き締めました。
私は嬉しくて嬉しくて、私も抱き返しました。
そしてそのまましばらくして、キスをしました。
何度も何度も。
初めは軽いキス。
それから徐々にディープに…。

ふと顔を離して、私は旦那さんに告白しました。
すると旦那さんは少し驚いた後、はにかみながら「順番逆になっちゃったけど、俺と付き合って下さい。」と言ってくれました。
私は勿論OKし、また抱き合ってキスをしました。

んで、そこからはもうなんだかお互いぎこちなくって大変でした。
旦那さんは妙にテンションあがっちゃってるし、私は嬉しさと照れとびっくりでわけわかんなくなってるし。
とりあえず帰る旨を母にメールし、そのまま家まで送ってもらいました。
家に着き玄関を開けると、両親が待っていました。
私はきっと満面の笑みだったんでしょうね。
両親は安堵した表情を浮かべていました。
旦那さんは爽やかに「お嬢さんと会わせていただきありがとうございました。ではまたっ!」と言い残し、帰って行きました。

…ここまでが、私と旦那さんが出会った時の話です。
太ってても良い事ってあるんですね。
面白い事は結構あったけど、太ってて嬉しかった事はこれまでなかったので、
貴重な体験でした。

注意書きとして申し上げますが、出会い系サイトは危険です。
私はたまたま運命の人と出会えましたが、もし旦那さんがこういう人じゃなかったら…。
もしかしたら私は今この世に居ない可能性だってあるのです。
出会い系サイトは使い方次第では私のようにとても良いものになりますが、
誤ってしまうと身を危険にさらしてしまうので、利用する際は十分注意してくださいね。


もちこ
もちこ

「写真は詐欺だった」って、自分から言うの、すっごく勇気がいったと思う。
それに、お祭りでフランクフルトの味がしなかったところ、なんだか胸がぎゅっとなっちゃった。


監修解説:写真で隠したくなる理由と、打ち明けるタイミング

もちこ
もちこ

ダイキ先生、写真でぽっちゃりを隠すのって、やっぱりダメなことなのかな?

ダイキ先生
ダイキ先生

「ダメかどうか」を決める前に、まず「なぜ隠したくなるのか」を見てみましょう。チェルシムさんの体験談には、その答えがちゃんと書いてあるんです。

隠したくなるのは、「太っている=私が悪い」と思ってきたから

チェルシムさんは、子どものころからのことをこう書いています。

「何か嫌な事や悪い事が起きると『自分が太っているから悪いんだ』と」

友達とうまくいかないのも、振られるのも、ぜんぶ体型のせい。
こんなふうに、うまくいかないことの理由を一つにまとめてしまう考え方は、からかわれた経験が長い人ほど身につきやすいと言われます。

そう思っていると、体型は「見せたら嫌われるもの」になります。だから写真で隠したくなる。
写真を上から撮ったのは、ずるさというより、それまで自分を守ってきたやり方の続きだったのだと思います。

チェルシムさんは「私は絶対に太らない。ご飯も食べない」と思っていた時期があったことも、正直に書いてくれています。
体型を責める気持ちが強いと、こんなふうに食べることそのものを我慢する方向に向かうことがあります。もし今、あなたが同じように思っているなら、一人で抱えずに、信頼できる人や専門の相談先に話してみてくださいね。

隠すと、「会うまで」がずっと怖くなる

体験談を読み返すと、チェルシムさんは何度も「きっと終わる」と思っています。

  • 実家まで迎えに来てと頼んだとき:「きっと断られるに違いない」
  • お祭りの当日:「どうせ来ないだろう」
  • 帰りの車の中:「もうきっと会う事はないんだろうな」

隠しているものがあると、相手がどんなに優しくしてくれても、「本当の私を知ったら離れていく」という不安が消えにくいんです。

お祭りで食べるのを我慢したのも、同じ流れだと考えられます。写真で体型を隠し、その場では食べる量を隠す。隠しごとは、一つあると次の隠しごとを呼びやすいんですね。
「空腹だったのに、味がしませんでした」という一文に、その緊張がよく出ています。

打ち明けたのは、会ってから。この順番がよかった

チェルシムさんが「写真は詐欺だった」と打ち明けたのは、玄関で顔を合わせたあと、車の中でした。

相手はもう、今のチェルシムさんを目の前で見ています。そのうえで謝ったので、彼は写真ではなく、実際のチェルシムさんに向けて「俺好みの体型で俺は嬉しい」と答えることができました。

もちろん、打ち明けた相手がみんな同じ言葉を返してくれるとは限りません。
でも、隠したままだと「バレたらどうしよう」がずっと続きます。打ち明けると、返ってくる答えがどちらでも、そこで不安は終わります。合わない相手なら、早めに分かれることもできる。それも、打ち明けることの大事な役割です。

これから写真を載せるなら

一般的なアドバイスの「盛りすぎない」「今の自分に近い写真を」は、やっぱり正しいと思います。そのうえで、隠したくなる気持ちが強い人は、こんなふうに考えてみてください。

  • 全身写真がつらいなら、まずは今の顔がちゃんと分かる写真を。角度で輪郭を隠しすぎない
  • 写真で伝えきれない分は、プロフィールの文章や、会う前のやり取りで「ぽっちゃりです」と一言伝えておく
  • もう隠した写真で話が進んでいるなら、会う前か、会ってすぐのうちに自分から言う。言うのが遅くなるほど、言いにくくなります

会うときは、自分を守る準備を

チェルシムさん自身も、最後に「出会い系サイトは危険です」と書いています。
チェルシムさんは、それまでは公共交通機関を使い、人が多く交番が近い場所を選んで会っていました。今回は、両親に正直に話して、家まで迎えに来てもらう形にしています。

初めて会うときは、人の多い場所で、自分で帰れる手段を持っておく。誰と会うかを家族や友達に伝えておく。
体型のことで不安なときほど「嫌われたくない」が先に立ちやすいので、安全のほうを先に決めておくのがおすすめです。

隠していたものが、「好み」だった

「太っているのに好きな人の好みだった事を知った時の衝撃は今でも忘れられません」

隠していたものが、相手にとっては「好み」だった。チェルシムさんが出会ったのは、そういう人でした。
写真で隠したくなる気持ちは、責めなくて大丈夫です。ただ、その奥にある本当のあなたを見せたときに、喜んでくれる人もいる。そのことは覚えておいてくださいね。

監修:ダイキ先生(上級心理カウンセラー)/プロフィール


もちこからの一言

隠したくなる気持ち、すごく分かるよ。
でも、隠していたところを「好き」って言ってくれる人もいるんだね。会う日は、安全第一でね。

チェルシムさん、旦那さんとの出会いを、照れながらも聞かせてくれてありがとうございました。

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