こんにちは、このサイトの案内役のもちこです。(もちこってだれ?)
「背が高くて、横にも大きい。ぽっちゃり体型で、どこに行っても、じろじろ見られてる気がする……」
検索すると、出てくるのは「高身長女子はモテる」「ぽっちゃり・大柄な女性が好きな男性の心理」「大柄さんに似合うコーデ」。
うん、大柄な人が好きな男性がいるのは本当だし、服で印象が変わるのもその通りだと思う。
でもね、どの記事にもあまり書いてないことがあるの。
そもそも「大きいね」って言われただけで、恥ずかしくて消えたくなっちゃう、その気持ちのほう。
「モテるよ」って言われても、見られてる気がするつらさは、そのまま残ったりするよね。
今日紹介するのは、Hamanasunohanaさんの体験談です。
自分の見た目が大嫌いだったHamanasunohanaさんが、海外のパーティーで「君日本人なのに大きいね」と声をかけられたときのお話です。
体験談:「大きいね」と言われたパーティーで(Hamanasunohanaさん)
※Hamanasunohanaさんの体験談(当時の話)です。
自分のルックスが大嫌いだった10代、20代
背も高く、横にも大きい私は、どこへ行っても頭のてっぺんから足の先まで、通りすがりにじーっと見られている気がして、自分自身のルックスが大嫌いな10代、20代を送りました。
恋愛にも消極的になってしまって、これといった出会いもないまま30代に突入した頃、ふと「海外に行ってみようかな。」と思いつき日本を出ました。
街に出てみると、私のように大柄な人がたくさんいて、ジロジロ見られたりすることもなく、この街にいることがとても快適に思えました。
「君日本人なのに大きいね。」
滞在後しばらくして知り合いになった日本人の学生が、パーティーに誘ってくれました。
行ってみると、20人くらい私と同じ歳くらいの男女がいて、みんな楽しそうに歓談していました。
しばらくすると、一人の男性が「君日本人なのに大きいね。」と、話しかけてきました。
「大きい」と言われ、私はとても恥ずかしく感じました。
すると彼はそんな私の様子を察したのか、「前に日本人の友達が言ってたけど、日本じゃ大きいって褒め言葉じゃないんだよね?失礼しました。」と私に謝り、そしてこんなことを言ってくれました。
「ここじゃー大柄の人を好む男性もたくさんいるんだよ。第一、大切なのはその人の人柄だしね。」と言って微笑んでくれました。
その男性が今の私の彼です。
大柄だって素敵な出会いは転がっています!

「大きい」って言われて恥ずかしくなるの、分かる気がする。言った人に悪気がなくても、ずっと気にしてきた言葉だもんね。
それにしても、彼、Hamanasunohanaさんの様子にちゃんと気づいて「失礼しました」って言えるの、すてきだなあ。
監修解説:「大きいね」が恥ずかしく聞こえる理由

ダイキ先生、彼は「大きいね」って言っただけで、悪口は言ってないよね。なのに、どうしてあんなに恥ずかしくなっちゃったのかな。

「大きい」という言葉そのものより、その言葉が10代、20代のあいだに何と結びついてきたかを見てみましょう。それと、彼がそのあとにしたことにも注目したいんです。
「大きい」に、20年分の意味がついていた
Hamanasunohanaさんは、10代、20代のころをこう書いています。
「どこへ行っても頭のてっぺんから足の先まで、通りすがりにじーっと見られている気がして」
何年も「見られている」と感じながら過ごすと、「大きい」という言葉は、ただの大きさの話ではなくなります。
見られる、比べられる、変だと思われる。そういう感覚と、ひとつにつながっていくことが多いです。
だから、パーティーで軽く言われたひと言でも、そこに20年分の重さが乗って届いてしまう。
恥ずかしく感じたのは、気にしすぎではありません。長く気にしてきた人には、自然に起きることなんです。
体は同じなのに、街が変わったら「快適」になった
もうひとつ、大事な一文があります。
「街に出てみると、私のように大柄な人がたくさんいて、ジロジロ見られたりすることもなく、この街にいることがとても快適に思えました。」
Hamanasunohanaさんの体は、日本を出る前と変わっていません。
変わったのは、まわりにいる人たちと、その場所での「ふつう」の基準です。
体型のつらさは、体そのものだけでなく、まわりの目や「ふつうはこのくらい」という基準と結びついていることが多いと考えられます。
同じ体でも、場所が変われば、感じ方が変わる。
自分の体が大嫌いだったのは、Hamanasunohanaさんの体に問題があったからではなく、その体がいつも「目立つもの」として扱われる場所にいたから、という見方もできます。
彼がしたのは、ほめるより先に「気づいて、謝る」こと
この体験談で、私がいちばん大事だと思うのは、彼が「失礼しました」と言った場面です。
彼は、Hamanasunohanaさんの様子から、自分の言葉が恥ずかしい思いをさせたことに気づきました。
そして、日本では「大きい」が褒め言葉ではないと聞いたことを話して、謝りました。そのあとで、「大切なのはその人の人柄だしね」と続けています。
もし彼が「大きいのはいいことだよ」とだけ言っていたら、Hamanasunohanaさんの恥ずかしさは置いていかれたかもしれません。
先に謝ったことで、「あなたが恥ずかしく感じたことは分かったよ」と伝わり、そのうえで、言葉の意味をもう一度置き直しています。
言われて嫌だったときに、相手が気づいて言い直せるかどうか。
これは、その人とこの先うまくやっていけるかを考える、ひとつの手がかりになります。
「大柄の人を好む男性もたくさん」は、その街での彼の見方
彼は「ここじゃー大柄の人を好む男性もたくさんいるんだよ」とも話しています。
これは、彼がその街で見てきたことをもとにした、彼の見方として受け取るのがいいと思います。どこの国でもそうだ、男性みんながそうだ、とは言えません。好みは人それぞれです。
だから、「海外に行けばモテる」「好きな人が多い場所を探さなきゃ」と考えなくて大丈夫です。
大事なのは、目の前の人が、あなたにどんな言葉をかけ、あなたの反応をどう受け止めてくれるか。Hamanasunohanaさんの場合、それは「失礼しました」と微笑んでくれた、一人の男性でした。
海外に行かなくても、できること
日本を出る、というのは、だれにでもできることではありません。
同じように「見られている気がする」と悩んでいるなら、こんなことから始めてみてください。
- 「見られている気がする」のが、いつ、どこで強くなるかを書き出してみる。場所や人によって変わるなら、つらさの原因は体だけではないかもしれません
- 体のことを気にせずにいられる場所や人を、少しずつ増やしていく。そこで過ごす時間が長くなると、「大きい」に乗っていた重さが少しずつ軽くなることがあります
- 言われて嫌だった言葉は、「その言い方、ちょっと気にしてるんだ」と伝えてみる。そこで気づいて言い直してくれる人かどうかは、相手を知る大事な手がかりです
- 自分の体をまだ好きになれなくても、それは出会いをあきらめる理由にはなりません。Hamanasunohanaさんも、自分のルックスが大嫌いなまま、30代で今の彼に出会っています
Hamanasunohanaさんの体は、何も変わっていません。
変わったのは、いる場所と、そばにいる人。それだけで、「大きい」は恥ずかしい言葉ではなくなりました。
監修:ダイキ先生(上級心理カウンセラー)/プロフィール
もちこからの一言
「大きい」って、どこで、だれに言われるかで、ぜんぜんちがう言葉になるんだね。
今いる場所で苦しいなら、それはあなたの体のせいだけじゃないのかもしれないよ。
Hamanasunohanaさん、今の彼と出会った日のお話を聞かせてくれて、ありがとうございました。

