こんにちは、このサイトの案内役のもちこです。(もちこってだれ?)
「ぽっちゃり好きの彼氏って、どんな人?」
検索すると出てくるのは、「ぽっちゃり好き男性の特徴」。
インドア派、マザコン、甘えたがり……って、男の人のほうに、ずらっとラベルが貼られてるの。
「ぽっちゃりした君も好きだよ」は彼女を太らせるセリフだから言っちゃダメ、なんて記事まであったよ。
好みは人それぞれ、っていうのは本当だと思う。ぽっちゃりが好きな男の人がちゃんといる、って分かるだけで、ほっとする人もいるよね。
でもね、どの記事も「彼はどんな人?」の話ばっかりで、好かれている側の気持ちが出てこないの。
「キープしてね」って言われて、うれしい。
でも、ほんの少しだけ、「え、じゃあ変わったらどうなるの?」って引っかかる。
その、うれしいと引っかかるが混ざった気持ちのほうは、置いてきぼりなんだよね。
今日紹介するのは、machida machikoさんの体験談です。
「俺足フェチなんだ」と言う彼と、ラブハンドルを「かわいい」と言ってくれる彼。ぽっちゃりを好きでいてくれる人と付き合う、ふたつのお話です。
体験談:「この足の太さをキープしてね」と言われる私(machida machikoさん)
※machida machikoさんの体験談(当時の話)です。
「俺足フェチなんだ」
一体ぽっちゃり女子の魅力って何なのでしょう。ぽっちゃり好きだという男子に多い意見は「ふくよかな女子は柔らかくて気持ちいい」「丸いフォルムがかわいい」などなど。ぽっちゃり女子の柔らかいお肉が男性の心をくすぐっているみたい。
実は私の付き合っている彼氏も、ぽっちゃり女子好きな男性の一人なのです。初めて彼と会ったときから「俺足フェチなんだ」と公言していた彼。「どうせ足の細い、美脚フェチなんだろうな」と私は考えていました。
ですがよくよく話を聞いてみると「ムチムチした太ももを見ているのが好きなんだよね」と話し出したのです。ぽっちゃり女子好きって本当にいるんだなとビックリした記憶があります。
そして、何度かデートを重ねお付き合いすることになった私と彼。今も「この足の太さをキープしてね」と彼に言われる私です。生まれて初めて「ぽっちゃりしていてよかったなぁ」と思う今日この頃でした。
「これ以上肉を増やすことも減らすことも許さない」
体の中で一番落としにくい贅肉ってどこですか?私は断然、腰回り・お尻・太もものお肉です。
炭水化物やチョコレートが下半身に贅肉をつけやすくするという情報を聞いたことがあります。炭水化物もチョコレートも私の大好物なのですが・・・。
中でも腰回りについたプニプニしたお肉のことはラブハンドルと言うんだとか。なんだか、ずいぶんかわいらしく形容されるようになったんですね。
そして私も立派なラブハンドルを持っている一人。しかも年々ダイエットの成果が出にくくなっているため、どんどんラブハンドルは肥大化するばかりです。
でも、うれしいことにこんな私のラブハンドルさえも「かわいい」と言ってくれる彼氏がいます。彼曰く「このお肉をつまんだ時のプニプニ感がたまらない」とのこと。
でもこれ以上太ることは許されておらず「今の体型がベスト。これ以上肉を増やすことも減らすことも許さない」と言っています。私としては目指せ40キロ台というところなのですが、彼は私のダイエットを拒み続けます。
女子としてはこのままではいけない気がするものの、彼の気持ちよさそうに私のお肉をつまむ顔を思い浮かべると「やっぱりこのままでいいか」と思ってしまうのです。
このままの私を好きでいてくれる彼を逃がさないよう、今日もラブハンドルを育てる私なのでした。

「どうせ美脚フェチなんだろうな」からの「ムチムチした太もも」、ビックリするよね。わたしも読んでて二度見しちゃった。
「生まれて初めて」って書いてあるところ、じんわりきちゃったな。
でも、「増やすことも減らすことも許さない」は……うれしいような、ちょっと厳しいような。不思議な気持ちになったよ。
監修解説:「キープしてね」は、うれしい? それとも、ちょっと重い?

ダイキ先生、「キープしてね」って、好きって言われてるんだから、うれしいことだよね? でも、なんでかな。ちょっとだけ、引っかかる気もするの。

うれしい気持ちと、引っかかる気持ち。どちらかが正しいわけではなく、両方あっていいんです。今日は、その二つを分けて見ていきましょう。
「生まれて初めて」の重み
machida machikoさんは、「生まれて初めて『ぽっちゃりしていてよかったなぁ』と思う」と書いています。
裏を返せば、それまでは一度も、そう思えなかったということです。
体型にコンプレックスがあると、体は長いあいだ「隠すもの」「なんとかしなきゃいけないもの」になりやすいです。
そこへ、「その太ももが好き」と言ってくれる人があらわれる。
隠してきたものを、そのまま好きだと言われる経験は、心をゆるめる大きな力になると考えられます。
だから、まずはこのうれしさを、そのまま受け取って大丈夫です。
「でも」と打ち消さなくていいんです。
「どうせ美脚フェチ」と、先に身構えた理由
「俺足フェチなんだ」と聞いたとき、machida machikoさんは「どうせ足の細い、美脚フェチなんだろうな」と考えました。
体型のことを言われる経験が重なると、人は「ほめられる体=細い体」という前提で、相手の言葉を先回りして受け取りやすくなります。
これは、がっかりしないための、自然な身構えです。
この体験談がおもしろいのは、そこで終わらずに「よくよく話を聞いて」いるところです。
先回りしたまま閉じずに、相手の話を最後まで聞いた。それが、「ムチムチした太もも」という、思いもよらない答えにたどりつかせてくれました。
「キープしてね」に入っている、小さな約束
好きな人に「その体が好き」と伝えるのは、ごく自然な愛情表現です。
ただ、「キープしてね」「増やすことも減らすことも許さない」という言い方には、「好き」に加えて、「このままでいてほしい」という小さな約束が入っています。
彼がどこまで本気で言っているのかは、この言葉だけでは分かりません。冗談まじりの甘え方であることも多いと思います。
大事なのは、言われた側の心に何が起きるかです。
「好きと言われている体」が、いつのまにか「守らなきゃいけない体」に変わる。
すると、体重が少し増えたときや、逆に体調で痩せたときに、「彼をがっかりさせるかも」と、自分の体の変化を相手の評価で受け取りやすくなります。
「痩せろ」と言われるのとは逆向きですが、体の基準を相手に預けてしまうという意味では、同じ形になることがあるんです。
「このままではいけない」と「このままでいいか」
machida machikoさんは、「目指せ40キロ台」と思いながら、「女子としてはこのままではいけない気がする」とも書いています。
そして、彼の顔を思い浮かべて、「やっぱりこのままでいいか」と思う。
ここには、二つの物差しが出てきます。
「女子としては」という、世の中の物差し。
「今の体型がベスト」という、彼の物差し。
どちらも、machida machikoさんの外側にある物差しです。
二つのあいだで揺れるのは、とても自然なことです。ただ、そのどちらとも別に、「私は自分の体をどうしたい?」という、自分の物差しがあっていいんです。
その答えが「このままでいい」でも、「少し変えたい」でも、かまいません。
大事なのは、「彼がそう言うから」でも「世の中がそう言うから」でもなく、自分で選んだと思えることです。
体は、変わっていくもの
machida machikoさん自身が、「年々ダイエットの成果が出にくくなっている」と書いているように、体は年齢や暮らし、体調によって、どうしても変わっていきます。
どんなに「キープ」しようとしても、ずっと同じではいられないものです。
だからこそ、体型そのものより、「変わったときにも、二人で笑って話せるか」のほうが、長いおつきあいでは大事になると言われます。
「キープしてね」が、二人のあいだの楽しい合言葉のままでいられるか。それとも、守らなきゃいけないルールになっていくか。
その分かれ道は、体型ではなく、話せる関係かどうかにあることが多いです。
なお、体重や体調のことで気になることがあるときは、体型の好みとは別に、お医者さんに相談してくださいね。
「その体が好き」と言われたときに
- うれしい気持ちは、まずそのまま受け取る。「でも」と打ち消さなくて大丈夫です
- 引っかかる気持ちがあったら、それも本物の気持ちとして、自分の中で言葉にしてみる
- 機会があれば、「もし私の体が変わったら?」と、冗談まじりでも聞いてみる。返ってくる言葉で、彼が好きなのが「体型」だけなのか、「あなた」なのかが、少し見えてきます
- 体のことを最後に決めるのは、あなた自身。彼の好みも、世の中の基準も、参考の一つにすぎません
好かれている体と、自分の体。
その二つが重なっているうちは、うんと楽しんでいい。
そして、もしずれる日が来ても、あなたの価値が減るわけではない。そう覚えておくだけで、「キープしてね」は、もっと気軽な愛の言葉になるはずです。
監修:ダイキ先生(上級心理カウンセラー)/プロフィール
もちこからの一言
「キープしてね」って言われるの、やっぱりうれしいよね。
でも、キープしてもしなくても、あなたはあなた。
彼の「好き」も、自分の「こうしたい」も、どっちも大事にしながら、ラブハンドルとなかよくしていこうね。
machida machikoさん、「生まれて初めて」のうれしさを、正直に聞かせてくれてありがとうございました。


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