こんにちは、このサイトの案内役のもちこです。(もちこってだれ?)
「体型は正直に書いたほうが、会ったときのミスマッチが減る」
「マイナスになりそうなことは、わざわざ強調しないほうがいい」
マッチングアプリのプロフィールの書き方を調べると、だいたいこの2つが出てきます。
うん、どっちも本当だと思う。
体型を選んで検索できるアプリもあるし、ウソを書いて会ったら、つらいのは自分のほうだもんね。
でもね、ここで迷っちゃう人、多いと思うの。
「正直に書く」と「強調しない」って、ぽっちゃりのことになると、どっちを取ればいいの?って。
どの記事にもあまり書いてないことがあるの。
同じ「ぽっちゃり」でも、事実として書くのと、自虐として書くのとでは、ぜんぜんちがうものになるってこと。
今日紹介するのは、ももゆきさんの体験談です。
プロフィールに「ぽっちゃり」と正直に書き、メールでも「ぽちゃ子です」と書いては撃沈をくり返していたももゆきさんが、5歳年下の男性から、思ってもみなかった返事をもらったお話です。
体験談:「ぽちゃ子です」と書くのをやめられなかった私が、5歳年下の彼と出会うまで(ももゆきさん)
※ももゆきさんの体験談(当時の話)です。
「ぽちゃ子です」と書いて、撃沈をくり返していた
よく、「30歳を過ぎると、体重落とすのが格段に難しくなるよ」と、人生の先輩たちに言われていました。
確かに、20代のうちは、好きなアーティストのライブに参戦したら、その数時間だけで1〜2キロは落ちていました。
多分、スポーツジムで泳いでいたのも関係していると思いますが、30歳を過ぎたら、同じように歌って踊っているのに、1キロ落ちているかどうかでした。
とっくに「ぽちゃ子」になっていた私にとって、これは大きな問題です。
「アラサー」という時期に入った頃には、「恋活」でモテるのは、「やっぱりやせてて、スタイルの良い可愛い子」だと思っていたので、どうにかして「やせなければ!」と思っていました。
出会い系で、プロフィールに「ぽっちゃり」と、バカ正直に書いていた私は、自分に自信が持てなかったからです。
もともと、顔が丸顔なので、体がやせていても太った印象を持たれていたのもあって、今の自分の体が「むっちり」していることに、引け目を感じていました。
だから、自分からメールを送る時に、自虐的に「ぽちゃ子です」と書いて、撃沈することを繰り返すのに、甘んじていました。
「外見に重きを置いていたら、出会い系で婚活しないと思うんだ」
30歳の誕生日から数週間後、一人の男性とメールしている時に、こんな言葉をもらいました。
「外見に重きを置いていたら、出会い系で婚活しないと思うんだ」と。
思わず、涙してしまいました。
「この人は、私を外見でなく、中身で選んで話をしてくれているんだ」って。
結果から言えば、この男性とは、電話で話すこともなく、会うこともなく、自然消滅してしまいました。
でも、「写真ではなく、メールから感じる何か」で、好意を持ってやり取りしてくれる人も、ちゃんといるんだということが分かって、嬉しかったです。
「ぽちゃ子」でも、「恋をしていいんだよ」「そのままのあなたが良いんだよ」と言ってくれる人がいれば、自然と自信につながります。
私はそれが、ネットでの恋活であり、出会い系の楽しみなのだなぁと、思いました。
「ウソ書いてるんじゃないんでしょ?」
「アラサー」という台詞も、胸を張って言えなくなった、30歳という「ある種の大台」に乗った頃、私は、有料の出会い系サイトに登録していました。
身分証明書を確認したり、顔写真を載せている人が多かったりと、なかなか信頼性のあるサイトでした。
そこは、お互いのプロフィールや、日記を行ったり来たりすると、「足跡」が残される機能がありました。
誰が自分に「足跡」を残してくれたか、興味を持ってくれたのかが、一目で分かるので、とても便利だと思います。
その中で、埼玉県在住の5歳年下の男性と、サイト内のメッセージ機能を利用して、やり取りが始まりました。
ですが、いつまで経っても体型の話には、なりません。
不思議に思って、私から「私、いわゆる『ぽちゃ子』さんですけど、気になりませんか?」と聞いたところ、「だって、プロフィールに書いてあるじゃないですか。ウソ書いてるんじゃないんでしょ?」という返事が、来ました。
正直、面食らいました。
そして、「この人なら、見た目に左右されないで、話が出来るかも知れない。私を好きになってくれるかもしれない」と、思いました。
「3日、時間を下さい」
しばらくサイトを介していましたが、そのうちフリーメールになり、携帯のメールになり、電話になったところで、「会いませんか?」と……。
嬉しかったです。
中距離だったのですが、電車で時間をかけて私の地元まで来てくれて、駅ビルのレストランでたくさん話をしました。
そして、「お付き合いして欲しいんです」と、告白されました。
でも正直、迷いました。
「こんな『ぽちゃ子』さんで、本当にいいの?」「こんなに年上なのに、いいの?」と。
男性とは、5歳の年齢差がありました。
それに、中距離ですが、住んでいる場所が離れていました。
なんだか、「障害」がたくさんあるような感じがして、素直に「はい」と言えませんでした。
なので、「すぐにお返事が出来ません。3日、時間を下さい」と言って、その日は駅で別れました。
「『こんな私』じゃないでしょ?」
5歳年下の、埼玉県在住の男性とのお付き合いについて、3日間めいっぱい悩みました。
正直言って、仕事中もあまり仕事のことを考えられなかったくらいに、悩みました。
その間、男性は無駄にプレッシャーを与えないようにだと思いますが、メールや電話を控えてくれました。
そっとしておいてくれたので、じっくり考えることが出来ました。
4日目の夜、仕事が終わった後に、「仕事が終わったら、連絡下さい」というメールを送っておきました。
9時半くらいに電話が来たので、「こんな私で良かったら、よろしくお願いします」と、返事をしました。
そうしたら、ホッとした感じの声で、「『こんな私』じゃないでしょ?」と、苦笑してくれました。
「まんまるな顔も、『むっちり』したところも、オレは可愛いと思うし、気にすることじゃないと思うよ」と。
それから、「むしろ、その『むっちり』な胸とかお腹とかに、むぎゅっと埋まりたいよ」と言って、笑いました。
「5歳年下の男性」は、この時、晴れて「彼氏」になったのでした。

「ウソ書いてるんじゃないんでしょ?」って、なんだかすごくまっすぐな返事。
ももゆきさんが「面食らいました」って書いてるの、わかる気がするなぁ。
監修解説:「正直に書く」と「自虐で書く」は、別のこと

ダイキ先生、ももゆきさんは、どっちのお話でも「ぽっちゃり」ってちゃんと書いてるの。なのに、撃沈が続いたときと、彼と出会えたときがあって。何がちがったのかな。

書いた言葉は同じでも、「どこに、どんな気持ちで書いたか」がちがっていたんだと思います。ももゆきさん自身が書いている「自虐的に」という言葉から、見ていきましょう。
同じ「ぽっちゃり」でも、届くものがちがう
ももゆきさんの体験談には、「ぽっちゃり」が2つの形で出てきます。
ひとつは、プロフィールの「ぽっちゃり」。
もうひとつは、自分から送るメールの、自虐的な「ぽちゃ子です」です。
プロフィールの「ぽっちゃり」は、身長や住んでいる場所と同じ、ひとつの情報です。
読む人は「そうなんだ」と受け取って、次の項目へ進みます。
自虐の「ぽちゃ子です」は、少しちがいます。
「先に言っておきますね」「がっかりさせたらごめんなさい」という、先回りの謝罪の気持ちがこもりやすいんです。
受け取った側は、「そんなことないよ」と言えばいいのか、流せばいいのか、返し方に迷うことが多いです。
撃沈が続いた理由は、体験談からは分かりません。相手の事情もあったはずです。
ただ、ももゆきさんが自分で「自信が持てなかったから」「引け目を感じていました」と書いているように、自虐は、自分の自信のなさを相手に先に手渡してしまう書き方になりやすい、とは言えそうです。
「ウソ書いてるんじゃないんでしょ?」が教えてくれること
006の彼とのやりとりでは、「いつまで経っても体型の話には、なりません」。
不思議に思ったももゆきさんが「気になりませんか?」と聞くと、返ってきたのが「だって、プロフィールに書いてあるじゃないですか。ウソ書いてるんじゃないんでしょ?」でした。
この返事は、体型を「もう知っている情報」として扱っています。
知ったうえで、話しかけてきている。だから、あらためて話題にする必要がなかったんですね。
ここに、プロフィールに正直に書くことの、いちばん大きな意味があると思います。
正直に書いておくと、それを知ったうえで話したい人だけが、話しかけてくれるようになります。
体型のことを、毎回メールで「告白」しなくてよくなるんです。
一般的なアドバイスの「正直に書く」と「強調しない」は、実はぶつかっていません。
事実として一度だけ書く。そのあとは、自分から謝らない。
ももゆきさんの体験談は、この2つが両立することを見せてくれています。
自然消滅した人の一言も、むだではなかった
002の男性とは、電話も会うこともなく、自然消滅しています。
それでもももゆきさんは、その人の「外見に重きを置いていたら、出会い系で婚活しないと思うんだ」に涙し、「ちゃんといるんだということが分かって、嬉しかった」と書いています。
なお、この一言は、その男性の考えとして受け取るのがいいと思います。
出会い系やアプリを使う人が、みんな外見を気にしない、ということではありません。
大事なのは、ももゆきさんがその一言から「そういう人も、ちゃんといる」と知ったことです。
自信は、「私には価値がある」と自分に言い聞かせるより、「そう見てくれる人が実際にいた」という経験から育つことが多いと言われます。
うまくいかなかったやりとりの中にも、自信の材料が残っていることがあるんです。
「こんな私で良かったら」という口ぐせ
告白の返事で、ももゆきさんは「こんな私で良かったら、よろしくお願いします」と伝えています。
日本語ではよく使う、ていねいな言い方です。
でも、彼はそこに「『こんな私』じゃないでしょ?」と返しました。
自分を下げる言い方は、自分では気づかないくらい、口ぐせになっていることがあります。
メールの「ぽちゃ子です」と、返事の「こんな私」は、同じところから出ている言葉なのかもしれません。
彼がその口ぐせを、責めるのではなく「苦笑して」直してくれたこと。
3日間、メールや電話を控えて、ももゆきさんが考える時間を守ってくれたこと。
体験談に書かれているのはここまでですが、ももゆきさんが「この人なら」と思えた理由は、言葉だけでなく、こうした待ち方にもあったのだと思います。
プロフィールに、体型をどう書くか迷ったら
- 体型は、身長や趣味と同じように、事実として一度だけ書く。「ぽっちゃり」「ややぽっちゃり」など、アプリにある言葉で十分です
- 「ぽっちゃりですみません」「がっかりさせたらごめんなさい」のような、謝る一文は入れない
- 自虐の一文を書きたくなったら、そこを「好きなこと」「休日の過ごし方」に置きかえてみる
- 相手から体型の話が出なくても、不安にならなくていい。ももゆきさんの彼のように、「もう知っているから」話題にしないだけのことも多いです
- 「こんな私ですが」「私なんか」と書いたり言ったりしていないか、ときどき見直してみる
正直に書くことは、自分を守ることにもなります。
そして、謝らずに書くことは、自分を大切に扱うことにつながっていきます。
監修:ダイキ先生(上級心理カウンセラー)/プロフィール
もちこからの一言
「ぽっちゃり」は、謝ることじゃなくて、自己紹介のひとつ。
プロフィールに書いたら、あとはもう、胸を張っちゃおうよ。
ももゆきさん、「ウソ書いてるんじゃないんでしょ?」のお話を聞かせてくれて、ありがとうございました。


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